最近私が住んでいる地域では朝晩がいくらか過ごしやすくなってきたように感じてきました。それにしても日中はまだまだ暑い状態ではありますが・・・
夏の期間が年々長くなっているような気がします。
弊社はガスボンベの輸送をしている会社であります。弊社のSNSでは少し触れてはいましたがブログでは触れていなかったなと思い、少し弊社のお仕事の一部について書いてみたいなと思っております。
まず、皆さんが「ガスボンベ」と聞いて想像するのは家庭用の「プロパンガス」だと思います。
このような容器で自分たちの生活に根付いたガスであり、ほとんどの場所で見かけると思います。もしご興味があればご家庭のどこかに設置されていると思います。
弊社も似たようなものではありますが、一口に「ガス輸送」の会社といっても家庭用・工業用・医療用と様々ありますのでそれぞれに専門の輸送会社があったりします。中には自社便として輸送している会社さんもありますので結構いろんな形態で輸送をしています。
その中でも弊社は工業用・医療用のガスを輸送しており、主には工業用のガスが多いと思います。
工業用ガス
医療用
一部ではありますが、こういったガスをメインに輸送しております。中には工業用・医療用もドラム缶のような大きさの容器もあります。
このようなガスは普段見ることは少ないか見たことはないかもしれません。このように「ガス」と言っても様々な種類の容器があるのですが、高圧で気体状のガスを充てんしていますので肉厚の鉄製の容器になっています。ドラム缶のような容器は中身が液体化したガスが入っております。高圧ガスの容器ですのでそれなりの重さはあります。どちらの容器も「高圧ガス」ですのでトラックの輸送も様々なルールが設けられています。
トラックの積載の方法や様子などは別の機会に掲載させていただきたいなと思っておりますので今回は人の手での輸送についてお話をしたいと思います。
一番体に負担をかけないで尚且つ転倒のリスクをかけないで運ぶのはこちらの台車を使って運ぶ方法です。納品先には建物の中に収めることもありますのでこちらであれば床面を傷つけるリスクを減らせるのでそういったお客様にはこちらの台車を使用します。他にもお客様の要望によって使用するケースもあります。
台車を使用するしないにかかわらず、基本形は手で「転がす」ことです。テールゲートを使用して荷台に積載するときも台車に載せるときも最初は転がしますので入社してからは皆さん最初に練習します。先ほど容器がそれなりの重さがあるとお伝えしましたが、写真のように少し斜めに傾けて転がすとそこまで重さを感じなくなります。この傾け具合はその人によってどこが一番重さを感じにくくなるポイントが違います。私がよくお伝えするのはボンベを斜めにして「指一本」で支えられる角度がその人の一番楽なポジションです。ポジションが見つかったらあとはひたすら写真のように前に転がすだけです。自分が思ったような速度が出せないので最初はかなりもどかしいと思いますが、これはひたすら練習あるのみです。
慣れてくると手だけはなく足も使ってもっと楽に早く転がすことができてきますので、ここまでくると作業もテキパキできてくるようになってきていると思います。転がせるようになるのには個人差がありますが、毎日の事ですのでいつの間にか習得できてると思います。安全に転がせるようになるまでは他の社員が見ますので安心してください。
ドラム缶のような液化ガスも工場でクレーンがあるところではこのように吊って積載することが多いです。この容器も慣れてきたら運ぶことがあるかと思います。
ここまで長々と書いてまいりましたが、どの輸送も慣れてくるまでは大変かと思います。ガスボンベ輸送というものが少々特殊で多少なりとも重量物ではありますが、この仕事が少しでも「こんな感じなんだ」というのが伝われば幸いです。
何度もお伝えしてますが転がせるようになるまでは先輩社員がしっかりと指導いたしますのでご安心ください。